
パーキンソン病の症状は、パーキンソン病と診断された場合でも必ず表れるといったものではなく、個人差がありますが、よく見られるものとしてはまず、身体の運動機能に関わるものがあります。
パーキンソン病では、身体の動きが緩慢になり、日常生活上での動作、例えばベッドから起き上がる、歩くといったようなすべての動きがスローモーションのようにゆっくりになり、また顔の表情も乏しくなります。
このため周囲から怠けているのではないか、と言ったような誤解を受けることがあります。
さらに認知症を疑われる場合も少なくないといい、患者さんの心理的負担となることがあります。
また、パーキンソン病の症状としてよく見られるものには身体のふるえがあります。
手や腕など、身体の一部が細かくふるえ、頭部全体にふるえがくることもあり、特に安静時や歩行時に目立つため、他人の目が気になる患者さんも少なくないといいます。
また、身体が硬くなり柔軟さを失ってしまうため、筋肉の曲げ伸ばしが難しくなり、身体のバランスをとりにくくなると言った症状もあります。
これらのような身体的な症状があるために、パーキンソン病の患者さんにとっては、スムースな歩行はむつかしいものとなり、小刻みに歩いたり、またよく転んでしまったりするということが頻繁に起こります。
また、パーキンソン病が精神的な面に及ぼすものとしては、外部からの刺激への反応が遅くなる、うつ状態になるといったことがあります。
さらに自律神経への症状としては、たちくらみや便秘、起立性の低血圧が見られます。
会話をする際にも小声になったり、どもりが出たりします。
字を書いたりするような細かい作業も難しく、日常生活の全般において、基本的な動作が自分の思うようにできなくなることが多く、患者さんには負担がとても大きい病気です。
また患者さんだけではなく、介護や身の回りの世話をする家族にとっても、パーキンソン病の症状は大変なものでしょう。
理解されにくいパーキンソンでは、パーキンソン病について解説しています。ぜひ参考にしてください。
パーキンソン病は決してめずらしい病気というわけでもなく、国内の患者数は人口1万人中8人から10人ほど・・・・